技術がリアルに活かされる世界を作り、理系人材に真の活躍の場を提供したい。
#インタビュー
1日のスケジュール
9:30 出社
10:00 親会社 再生可能エネルギー関連部署とのオンラインミーティング
11:00 BIツールによる各種指標(価格、天気予報など)、バランシング業務損益状況 把握
11:30 契約書確認、承認作業
12:00 昼休み
13:00 部内オンラインミーティング(プロジェクト進捗確認)
14:00 業務委託先との定例オンラインミーティング
15:00 パートナー(発電事業者)の来訪対応
16:00 自席にて作業(戦略関連の資料作成が多いが、分析作業を実施するケースも)
17:00 親会社 主管部とのオンラインミーティング
18:00 残務処理
18:30 退社
業務内容を教えてください
これまで証券会社、総合商社、電力小売業界での経験を積み重ねて現在に至っています。証券会社では、クオンツ(定量データ分析官)として主に定量分析に基づく投資アドバイスを提供し、M&Aアドバイザリーや商品組成などのフィナンシャルアドバイザー業務も担当しました。その後の総合商社ではリスクマネジメント部隊に所属し、大型案件の審議会運営やリスク管理フレームワークの見直し、高度化に取り組みました。2018年8月にENEXIAの前身となるサミットエナジー株式会社に出向。電力トレーディングにおける市場リスクの透明化やヘッジなどのフロント・ミドル業務の体制を構築。1年後には、DXデータアナリティクスを広く導入し、業務の効率化と高度化を図るプロジェクトをスタートさせ、2022年からは新規ビジネス開発を担当。DXデータアナリティクスを活用した新しい分野として、再生可能エネルギー中流機能の中でも発電バランシングを特定し、鹿嶋などでのパイロットプロジェクトを進めながら、組織とケイパビリティの強化に取り組んでいます。
入社後の環境や心境の変化を教えてください
ENEXIAの前身であるサミットエナジーは、住友商事の電力小売り事業の一環として位置づけられていましたが、今回新しい会社として独立し、再生可能エネルギー中流事業に特化して取り組むことになりました。私の業務内容は大きく変わるわけではありませんが、中流プレイヤーとしての確固たるポジションを築く必要があると感じています。一方で、新会社の設立により、DXデータアナリティクスの人材獲得の観点では、会社のミッション、ビジョン、バリュー(MVV)がより明確に定義されるため、訴求力と魅力度が大幅に向上することが期待でき、私もMVVを達成できるようにと身が引き締まる思いです。
電力業界の面白みを教えてください
電力業界は予測要因が天候や気温、利用時間帯などさまざまな事象から影響を受けるので、非常に複雑でスピーディーな環境です。その中でも再生可能エネルギー分野は、カーボンニュートラルなど世界・人類の課題としても注目を集めています。制度の変化もあり、専門的な技術を用いた予測が成果を生み、収益が期待できる魅力的な分野でもあります。また、現在の日本市場では、欧米企業を含む各社が横並び状態ですので、この状況で勝ち抜けるかどうかが、今後の業界での立ち位置を大きく左右する重要な時期と言えます。多くの業界で企業順位がほぼ固定されている状況で、電力業界はまさに黎明期にあり、雌雄を決する瞬間に立ち会えることは貴重な経験だと思います。このスリリングかつエキサイティングな環境で、再生可能エネルギー分野の成長と変化に対応しつつ、業界での地位を確立することは、将来的に大きな意味を持ちます。
ENEXIAの強み、展望について教えてください
ENEXIAは、住友商事が将来有望な再生可能エネルギー分野において、テクノロジーを駆使する中流機能を担うために設立された専門性と志の高いテック人材が集まる会社です。働きやすい環境を提供するため、大企業に典型的なビューロクラティックな要素を排除しながらも、住友商事の信用力、再生可能エネルギーのアセット、グローバルネットワークを活用できる仕組みを構築しています。これにより、純粋なベンチャーにはない大きなビジネスフィールドへアクセスできることが魅力です。ENEXIAでは、自らがビジネスに主体的に関わることで、技術が本当に活かされる世界を作り、理系人材の評価を高め、彼らに真の活躍の場を提供したいという志を持っています。ビジネスに繋がらない技術に対して物足りなさを感じている方にとって理想的な環境だと思います。
今後の目標を教えてください
自分に課せられたミッションだけでなく、知識と専門性を十分に発揮できる領域に積極的に挑戦することが重要だと考えています。私自身、事業会社に出向して市場リスク管理体制を構築することから始まり、現在ではDXやAIを活用して再生可能エネルギー関連の新規事業に取り組んでいます。商社に入社した当初の夢である事業戦略に関わることが実現しつつあり、このチャレンジの機会を十分に楽しみたいと思っています。今後は、テクノロジーとビジネスを結びつけ、効率性と高度化を実現することで、社会に付加価値を提供する組織を築くことが私の目標です。
未来の仲間へのメッセージをお願いします
最近では、DXデータアナリティクスが一般的になり、さまざまな分野で活用されています。データサイエンティストとして働く場も多岐にわたると思いますが、コンサルタントやアドバイザー、分析サポートといった従来の外部的な役割でなく、自らが主体となりテクノロジーを駆使して、ビジネスに挑戦できる環境はそれほど多くはありません。ENEXIAは自らが当事者となってビジネスに関わることのできる環境を整えています。エネルギー分野で主体的に物事に取り組みたい有能なテック人材の応募をお待ちしています。